ニューヨークで実現した初のランウェイ発表
今回のニューヨークでの発表は、OUNCHANにとって初めてのランウェイ形式でのコレクション披露となりました。山形・南陽で培ってきた、着物文化を現代のファッションに繋げるものづくりが、国際的なファッションの舞台で提示される機会となったのです。
発表されたコレクションは「Mythic Birds(神話の鳥)」と題され、留袖、訪問着、振袖、打掛といった、家族の物語と共に長い時間を過ごしてきた着物地が用いられました。これらの生地に宿る記憶や手仕事の価値を、「Spiritual Couture(スピリチュアル・クチュール)」として現代に生きる服の形へと変換。地域に留まらない、世界へ向けたものづくりが表現されました。

会場での反応とSNSでの反響
ショーの発表直後には会場から大きな拍手が起こり、OUNCHANの表現が国や言語を越えて受け入れられたことを示す手応えが得られました。また、SNS上でもショーに対する好意的な反応や、日本発ブランドとしての誇らしさを感じる声が見られました。
OUNCHANは、着物を単なるアップサイクル素材としてではなく、その背景にある時間や記憶ごと受け継ぐことを大切にしています。今回の反響は、そうしたブランドの姿勢が一定の形で受け止められた結果と言えるでしょう。


主催者公式プレスリリースでの掲載
2026年2月26日付の主催者Global Fashion Collectiveによる公式プレスリリースでは、OUNCHANは日本から参加した3ブランドの一つとして紹介されました。同プレスリリースでは、OUNCHANが「日本の歴史的価値ある着物地を現代のシルエットへ再構築し、“記憶を着る”というコンセプトで国際展開を進めるブランド」として言及されています。これにより、OUNCHANの独自性が国際的なファッションの場で確立される一歩となりました。
OUNCHAN代表兼デザイナー 渋谷純子氏のコメント
代表兼デザイナーの渋谷純子氏は、今回のコレクション「Mythic Birds(神話の鳥)」について、「記憶が飛び立つ=再生」をテーマにしたと述べています。長い時間を家族の物語とともに過ごした着物地を、現代の身体と生活に合うシルエットへと変換し、クローゼットに眠っていた美しさを「着る記憶」として蘇らせたいという思いが込められているそうです。
ショーを終えて、「着物の素晴らしさは国を超えて伝わる」ということを強く感じたといいます。言葉が違っても、生地の奥にある時間や手仕事の密度、そして身にまとったときの存在感は、見る人に直接届くことを改めて実感したとのこと。このランウェイを通じて、着物が「保管されるもの」から「今日を生きる服」へ移っていく瞬間を共有できたことは、大きな確信になったと語っています。今後も、日本の歴史的価値ある生地を現代のグローバルファッションへ接続するブランドとして、「記憶を纏う」服を丁寧に届けていきたいと考えているそうです。
今後の展開
OUNCHANは今回のニューヨークでの発表を起点に、今後の展開として以下の点を挙げています。
自社サイトでの発信と掲載内容の拡充
海外販路の開拓
展示会やポップアップストアでの発表機会の拡大
国内外のお客様、バイヤー、メディア、関係者との新たな関係構築
また、2026年5月1日からはCHOOSEBASE SHIBUYAでの取り扱いが開始される予定で、日本国内でもブランドに触れる機会が広がります。日本の歴史的価値ある着物地を現代の装いへ変換し、世界へ届けるブランドとして、着物文化の魅力と手仕事の価値を、より多様な市場や発表機会へ接続していく方針です。最新情報は、今後、自社サイトおよびInstagramを通じて順次発信されるとのことです。
開催概要
| イベント名 | Global Fashion Collective X NEW YORK F/W’26 |
|---|---|
| 発表日時 | 2026年2月14日(土)※現地時間 |
| 会場 | The Glasshouse(660 12th Ave Floor 6, New York, NY 10019 USA) |
| 発表形式 | ランウェイショー |
| コレクション名 | Mythic Birds(神話の鳥) |
| 発表ルック数 | 12ルック |
関連情報
ウェブサイトURL: https://kimono-oun.com/
インスタグラムURL: https://www.instagram.com/ounchan_kimono/

コメント