「London Design Awards 2026」とは
「London Design Awards」は、International Awards Associate(IAA)が主催する国際的なデザインアワードです。世界124カ国以上から作品が寄せられ、これまでに10万件を超えるエントリー実績があります。審査は匿名形式で行われ、企業規模に関わらず、純粋なデザイン性、革新性、社会性などが評価の対象となります。
「MIKOSHI Bag」の革新性
「MIKOSHI Bag」は、廃棄寸前の帯をアップサイクルし、広島仏壇に伝わる伝統的な彫金技術と、就労継続支援B型事業所による革縫製技術を融合させて誕生しました。このプロダクトは、日本の伝統技術とインクルーシブなものづくりを両立させた取り組みとして高く評価され、今回の受賞に至りました。

製品名の「MIKOSHI」は、日本の祭礼で街を練り歩く「神輿」に由来しています。神輿は、仏壇や寺院装飾にも通じる伝統的な金属加工技術によって作られるものです。このバッグは、単なる物を運ぶ道具としてだけでなく、「背景の物語」そのものを運ぶ存在としてデザインされています。
帯を素材として裁断するのではなく、本来の帯幅をバッグ構造の基盤としてそのまま活用することで、織り柄が途切れることなく連続し、装飾のない控えめな部分もサイドパネルとして取り込まれています。

職人たちの手しごと
バッグの真鍮製ハンドルは、1890年創業の広島の吉田仏壇金具製作所 五代目 吉田 州伸氏によって、1枚1枚手彫りで仕上げられています。吉田氏は広島仏壇に受け継がれる手彫り彫金技術を継承する最後の職人であり、持ち手に刻まれた唐草模様は「永遠」「繁栄」「再生」を象徴しています。

また、革の縁取りは、広島県三原市にある就労継続支援B型事業所やっさ工房にしまちで働く職人たちによって、一点一点手縫いで丁寧に仕上げられています。「MIKOSHI Bag」は、これら3社の技術が組み合わさることで初めて完成する、唯一無二の製品です。

「Re:ADY B」は、表面的な柄や意匠としての「和」だけでなく、その背景に根付く技術、思想、手仕事そのものに光を当て、かつて日本の暮らしの中で「当たり前」に存在していた価値を、現代のスタンダードとして再編集し、次世代へとつないでいくことを目指しています。
関連情報
London Design Awards 受賞ページ: https://thelondondesignawards.com/winner-info.php?id=9137
MIKOSHI Bagについて: https://readyb.store/pages/mikoshi-series
「Re:ADY B」は今後も、製品づくりを通じて、伝統工芸、福祉、ファッション業界における社会課題の解決に取り組みながら、誰もがやりがいを持って働ける社会の実現を目指していくとしています。


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