B Corp認証とは
「B Corp」は、社会性と利益を両立する事業を展開する企業が、社会的・環境的パフォーマンスや透明性、説明責任など、平均200を超える厳しい基準をクリアすることで取得できる国際認証です。今回のロンシャンの取得は、長きにわたりメゾンのアトリエやオフィス、世界中の販売拠点に根ざしたビジョン、品質、そして一人ひとりの努力に基づいた取り組みに対する包括的な評価と言えます。
「B Corp」の詳細については、こちらをご覧ください。
永続的なコミットメントを可能にする枠組み
ロンシャンは、創業家四代目でありCSRおよびトランスフォーメーション・ディレクターのエイドリアン・キャスグラン氏率いるガバナンス体制のもと、CSRと社会的・環境的な配慮を企業戦略に組み込む努力を続けています。「B Corp」は、メゾン全体のパフォーマンスを長期的なビジョンのなかに位置づけ、継続的な改善に向けた定期的なモニタリングと基準の再評価を重んじることで、コミットメントの具体化、進捗状況の可視化、そして長期的な意思決定の支援において貴重な認証制度となっています。
エイドリアン・キャスグラン氏は、「『B Corp』は、ロンシャンの信念を具体的かつ測定可能な行動に変えるための、厳格かつ独立した枠組みを提供してくれます。これは、メゾンの長きにわたる取り組みを可視化するものです。この認証はメゾンに属する一人ひとりの努力を裏付けるものであり、またCSRを企業の意思決定に体系的に組み込み、その影響を継続的に評価していくという約束でもあります」と述べています。
78年の歩みとともに、未来へ
「B Corp」のビジョンを体現するのは、ロンシャンならではの二本柱です。
「ロンシャン・ファミリー」- 世界中でメゾンを支えるチームと社会への貢献
チームによる、チームのためのアプローチ: スタジオでのデザインから、アトリエでの制作、そして店舗での販売に至るまで、“人”を中心に据え、個人および専門職の能力開発を優先的に実施しています。具体的な取り組みとしては、「ミッション・ハンディキャップ」や「ウーマン」プログラムなどが挙げられます。管理職の68%が女性であることから、子育て支援、乳がん予防、性差別撲滅活動、家庭内暴力被害者への緊急支援など、あらゆるサポート体制を網羅しています。また、スキル、雇用、自主性、職場でのウェルビーイングを育む定期研修や管理職向け研修(2025年導入)も提供しています。
アーティストの支援と創造的機会の提供: メゾンは手工芸(子どもたちの教育と女性の社会進出支援に取り組むマダガスカルのNGO Anakaとの協業)、デザイン、ファッション(常任審査員としてANDAMファッション・アワードへの従事)など、創造性を支援する社会貢献を続けています。パトロネージュもメゾンの歴史において重要な位置を占めており、芸術をより身近なものにすることを目指しています。ケニア出身の写真家タンディウェ・ムリウ氏との協業や展覧会「WAX」(Musée de l’Homme, 2025)の支援、そしてフランス出身のアーティスト ジュヌヴィエーヴ・クレイス氏の作品をキュレートした「GEOMETRY OF COLOR」展の開催がその一例です。
「メイド・バイ・ロンシャン」- サヴォアフェールと環境への取り組み
揺るぎないデザイン精神: メゾンは創業以来78年間にわたり、機能性と耐久性を重視した、美しく洗練されたデザインを生み出してきました。厳選された素材、高品質な組み立て、そして精緻なサヴォアフェールが自社アトリエでの研修で育まれ、無形文化財企業の認定を受けています。「AFEST」プログラムでは、70名ものレザー・クラフト指導者を各地に派遣し、職人技の伝承に努めています。
今日、そして明日のために: サステナビリティは、創業当時の理念であり、デザインとサヴォアフェールの延長線上に位置します。すべての製品はライフサイクル分析を経ており、持続・追跡可能な素材の採用を心掛けています。また、LWG認証やUnfoldイニシアチブによるトレーサビリティの透明性確保や、アトリエに眠る余り素材を“再び”活用する「リプレイ」コレクションによる循環性の体現に努めています。
リペアは基本サービス: メゾンの製品は、永くお使いいただけるようデザインされているだけでなく、リペアでより永くお客様が身につけ、修理し、受け継ぐことを想定しています。環境への影響を抑えるため、リペアセンターをヨーロッパ、アメリカ、アジアに地域化し、エネルギーの大量消費と不必要な輸送の削減に努めています。
気候の測定・削減・前進: 2024年、排出量削減前年比9%という大きな成果を記録しました。続く2033年までにスコープ1および2の排出量を絶対値で95%削減することを目標とした気候戦略を策定しました。同期間、組織的なガバナンス体制により、航空貨物関連の排出量(スコープ3)も60%削減することを目指しています。
ロンシャンにまつわるファクトと数字
管理職の68%が女性です。
2014年、Entreprise du Patrimoine Vivant(無形文化財企業)に認定されました。
2025年、レザーに関するノウハウ研修を200回実施予定です。
LWG認証のレザーを100%使用しており、そのうち88%はLWG認証「ゴールド」ランクです。
2022年、アトリエに眠る余り素材を“再び”活用する「リプレイ」コレクションを発売しました。
33のリペアセンターを運営し、2025年には80,000点の製品を修理する予定です。
2024年、前年比9%の排出量削減を達成しました。
創業家三代目 クリエイティブ・ディレクターのソフィ・ドゥラフォンテーヌ氏は、「ロンシャンの描く“現代のパリジェンヌ”と彼女たちのスタイルには、躍動感と時代を超越した魅力が宿っており、永く愛される製品を作ることがメゾンのビジョンであり、また家族の歩みです。サステナビリティへの取り組みは、革新性とファッションへの愛情を犠牲にすることなく、機能美に溢れた製品を生み出す原動力となっており、今を生きる自由な女性たちの心に訴えかけているのです」と語っています。
ロンシャンについて
ロンシャンは、1948年にフランス パリでジャン・キャスグランが創業した、オーセンティシティとエナジーが融合するメゾンブランドです。パイプにハンドステッチレザーを巻いた、世界初のラグジュアリー革巻きパイプから始まったブランドは、70年以上に及ぶヘリテージを踏襲しながら、“joie de vivre(生きる歓び)”に満ちた現代のパリジェンヌを彷彿とさせるロンシャンウーマンのスタイルを発信し続けています。
1993年に発表した日本の折り紙からインスパイアされた「Le Pliage®(ル プリアージュ®)」やバンブーのトグルが印象的な「Le Roseau(ル ロゾ)」など、フランスのサヴォアフェールが宿るアイコニックかつタイムレスなバッグコレクションを世に送り出してきました。また、“We produce, we care, we repair”をモットーにサステナビリティを推進し、2019年から再生素材を採用した「ル プリアージュ®」の開発に取り組み、2022年末にはすべての「ル プリアージュ®」がリサイクルナイロンへと切り替わりました。
現在は、クリエイティブ・ディレクター ソフィ・ドゥラフォンテーヌ氏のもと、フレンチ・エレガンスを再解釈したプレタポルテや、レディース・メンズ向けのバッグ、アクセサリー、シューズ、アイウェア、トラベル用品を毎シーズン発表しています。4世代に渡って家族経営の伝統を守るロンシャンは、今もキャスグラン家が所有・経営し、世界80か国に300を超える直営ブティックを所有しています。日本では、2019年7月に「ロンシャン ラ メゾン銀座」が誕生し、フラッグシップである表参道・銀座のラ メゾンを含む38ストアを擁します(2025年12月時点)。また、フランス セグレに構えるアトリエを拠点にクラフトマンシップを重んじるロンシャンは、2014年以降、フランス政府により無形文化財企業に認定されています。
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LINE @Longchamp.Japan


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