“日本発グローバルデニムメゾン”確立に向けた次期成長ビジョン
ジャパンブルーは、素材、技術、哲学、空間を一体として提供する“日本発グローバルデニムメゾン”の確立を目指しています。児島に受け継がれる伝統技術と職人技を結集し、現代のニーズに応じたデニムの価値を再定義し、新しい付加価値の創出を進めています。
1. 岡山・児島のモノづくりを体現する新拠点の開設(2027年予定)
2027年には、岡山・児島のモノづくりの価値を国内外に発信する文化・生産拠点として、児島本社の増改築が行われる予定です。この拠点は、単なる生産施設ではなく、企画・開発・生産までを一貫して行う「ジャパンデニムの文化創造拠点」として位置づけられます。これにより、“日本発グローバルデニムメゾン”としてのブランドアイデンティティの一貫性を強化し、グローバル市場におけるブランド競争力の源泉として機能させることが期待されます。
2. インバウンド需要を捉えた国内エリア戦略の強化
インバウンド需要の拡大に対応するため、国内主要都市での展開を加速しています。2026年3月5日には「Japan Blue Jeans OSAKA」を、3月19日には九州エリア初となる「Japan Blue Jeans FUKUOKA」をオープンしました。さらに、2026年5月15日には「MOMOTARO JEANS FUKUOKA」をオープンする予定です。この「MOMOTARO JEANS FUKUOKA」の店舗設計は建築ユニットAS(青木淳/品川雅俊)が手がけ、児島の職人による手仕事や工程の積層によって生まれるモノづくりの空間を表現しています。アジアとの交流拠点である福岡への進出により、訪日客を含むグローバル顧客との接点を拡大し、ブランド体験と購買機会の創出を図ります。
3. エリア特性に応じたグローバル展開の加速
海外市場では、地域ごとの特性に合わせた成長戦略を推進しています。最大の市場である北米では、戦略的な卸先の再構築と販路拡大を進め、アジアではフランチャイズモデルの確立と発展を目指します。ヨーロッパにおいては、影響力の高いセレクトショップへのアプローチを強化するとともに、今夏にはフランス・パリで初の単独ポップアップを期間限定でオープンする予定です。これにより、欧州市場におけるジャパンデニムの認知向上と、継続的な販売基盤の構築を目指します。
成長背景:ジャパンデニムのモノづくりに対するグローバル評価の高まり
ジャパンブルーは、岡山・児島に根付く分業制のモノづくりを基盤に、染色、織布、縫製、加工といった高度に専門化された工程を連携させることで、独自のデニム生産体制を構築してきました。1992年にテキスタイルの企画・販売を行う「株式会社コレクト」として創業し、その後オリジナルデニムの企画・生産へと事業を拡大。2006年には「MOMOTARO JEANS」、2011年には「Japan Blue Jeans」を立ち上げました。
現在は、モノづくりの中核を担う「アトリエ」機能を基盤に、「アパレル」「テキスタイル」の2つの事業を展開しています。素材開発から製品までを一貫して手がけることで、品質とブランド価値の両立を実現し、「地域価値創造型企業」としての役割を強化しながら、“日本発グローバルデニムメゾン”への進化を目指しています。
アパレル事業では、2024年から2025年にかけてリブランディングを実施し、ブランドポートフォリオを再設計しました。
MOMOTARO JEANS:象徴である深い藍色「特濃 – TOKUNO BLUE」をより美しく表現する素材開発と普遍的なシルエット設計を追求し、“育てるデニム”という体験価値へと転換。グローバル市場におけるプレミアムブランドとしてのポジションを確立しています。
Japan Blue Jeans:より幅広い顧客層に向けたブランドとして再定義され、日常に取り入れやすいデザインと品質の最適なバランスを実現しています。両ブランドの役割を明確化することで、顧客接点の拡張と市場浸透を加速しています。
また、テキスタイル事業では、デニムに特化したテキスタイルブランド「COLLECT DENIM HEADS」としてブランド化を図り、素材供給にとどまらない企画提案型パートナーとして国内外ブランドから選ばれる存在として評価を高めています。
これらの取り組みにより、ジャパンブルーの売上高は2021年比で約2.5倍に拡大し、2026年2月時点で80億円規模に到達しました。MOMOTARO JEANSはリブランディングを契機に売上構成比約4割(約31億円規模)まで成長し、2021年比で約3.6倍とグループの成長を力強く牽引しています。2025年以降は免税構成比率が過半数を超え、海外市場から高い評価を獲得しています。Japan Blue Jeansも2021年比で約2.3倍に成長し、グローバル需要の取り込みを背景に2026年には免税構成比率が51%に到達しています。さらにCOLLECT DENIM HEADSにおいても、海外売上が直近5年間で約3倍に拡大し、グローバルメゾンのモノづくりを牽引する存在として評価されています。
ジャパンブルーは本ビジョンを通じて、児島のモノづくりを起点としたジャパンデニムの価値を再定義し、次代につづく“日本発グローバルデニムメゾン”の確立を目指してまいります。
ジャパンブルーの公式サイトはこちらです。

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