海外展開の強化と出展の背景
三陽商会は、2025年4月に公表した中期経営計画において、既存事業の強みを活かした「海外展開」を新たな成長戦略の一つとして位置付けています。
「SANYOCOAT」は2025年1月に同見本市に初出展し、その技術と品質は海外のバイヤーから好評を得ました。2026年1月には、欧州3展示会への出展も行い、2026年秋冬の海外卸売販売は2025年を上回る計画です。
今回の「PITTI IMMAGINE UOMO」では、春夏展への初めての出展となり、「SANYOCOAT」に続く海外展開ブランドとして、「S.ESSENTIALS」が初参加しました。
「PITTI IMMAGINE UOMO」での成果
見本市では、「S.ESSENTIALS」の『福島ジャケット』が特に好評を博し、「SANYOCOAT」においても、はっ水加工を施したシルクやリネン素材のコートに関心が集まりました。これらはいずれも具体的な受注につながる見込みです。

今回の出展では、春夏素材や機能性アイテムへの需要の高さがうかがえました。「SANYOCOAT」では薄手のウールトロピカル、リネン、デニム素材のコートが注目され、「S.ESSENTIALS」ではメッシュ素材のジャケットへの関心が高かったとのことです。軽量性や透湿防水機能、通気性といった機能性を備えたアイテムへの需要が示されました。
「S.ESSENTIALS」の『福島ジャケット』
初出展の「S.ESSENTIALS」で好評だった『福島ジャケット』は、スーツ・ジャケット専業の自社工場「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」で仕立てられています。体に沿った美しいシルエットと快適な着心地を両立する立体縫製技術が特徴です。特に、今回用意された胸板や肩回り、背中に厚みのあるヨーロピアンサイズの『福島ジャケット』は、体型に合わせた理想的なフィット感が評価され、具体的な受注につながる見込みです。

「CARUSO」とのコラボレーションイベント
「PITTI IMMAGINE UOMO」の開催に合わせ、6月16日夕刻には、イタリアの名門メンズテーラードブランド「CARUSO」と「SANYOCOAT」によるコラボレーションコートのお披露目イベントが、フィレンツェの老舗セレクトショップ「EREDI CHIARINI(エレディ・キャリーニ)」にて開催されました。このイベントは「CARUSO」が主催し、各国のメディア関係者が多数来場しました。これは「SANYOCOAT」の海外での認知度向上に大きく貢献する機会となりました。




出展概要
第110回 PITTI IMMAGINE UOMO
会期: 2026年6月16日~6月19日(現地時間)
出展ブース: 「J∞クオリティー」ブース
内容: 日本アパレルファッション産業協会(JAFIC)が展開する「J∞クオリティー」ブース内に、国内工場・アパレルメーカー5社が出展。三陽商会からは「サンヨーコート」「エス エッセンシャルズ」の2ブランドが出展しました。

三陽商会の出展内容
- サンヨーコート: 『100年コート 極KIWAMI』、『100年コート クラシックモデル』、『100年コート ショートトレンチモデル』、シルク/リネン/デニム/ウールトロピカル素材のコートなど、メンズ計12型


- エス エッセンシャルズ: 『福島ジャケット』(シングルブレザー/ダブルブレザー/アイビーブレザーほか)、シャツ、ニット、トラウザーズなど、メンズ計18型

ブランド紹介
SANYOCOAT(サンヨーコート)
三陽商会の祖業ブランドであり、2026年には80周年を迎えます。1946年に紳士用の黒いレインコートを製造したのが始まりです。2013年には、ものづくりへのこだわりを体現した『100年コート』の展開を開始しました。「伝統と革新」「日本製」「こだわりの品質」をキーワードに、時代や世代を超えて長く愛される商品を作り続けるコート専業ブランドです。

SANYOCOATブランド公式サイト&ストア: https://store.sanyo-shokai.co.jp/pages/sanyocoat
S.ESSENTIALS(エス エッセンシャルズ)
「素材」「デザイン」「縫製」にこだわった三陽商会のオリジナルブランドです。地球環境に配慮し、着る人を想い、「MADE IN JAPAN」の丁寧なものづくりをテーマに、「ほんとうにいいもの」を追求した大人のためのブランドとして2015年にスタートしました。

S.ESSENTIALSブランド公式サイト&ストア: https://store.sanyo-shokai.co.jp/pages/s_essentials
コート専業工場 「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」
三陽商会の子会社で、コート専業57年の歴史を持つ工場です。縫製から仕上げのプレスまで、各工程で最適な手仕事を施し、歪みやよどみのない美しいシルエットのコートを生産しています。近年ではコレクションブランドからも受注を受け、綿のギャバジン素材によるトレンチコートの生産技術は高い評価を得ています。

青森ファクトリー 公式サイト: https://www.sanyo-factories.jp/sewing.html
スーツ・ジャケット専業工場 「サンヨーソーイング 福島ファクトリー」
三陽商会の子会社で、1976年設立のスーツ・ジャケット専業工場です。総毛芯仕立てによる本格的なテーラードスーツを得意とし、体型に沿った立体的なシルエットと自然な着心地の両立を追求しています。独自に開発した工業パターンと縫製技術、丁寧なアイロンワークを組み合わせることで、生地の特性を活かした立体的な仕上がりを実現しています。

福島ファクトリー公式サイト: https://www.sanyo-factories.jp/industry.html
三陽商会は、今後も国内生産による両ブランドの技術と品質を世界に発信し、海外市場での認知度向上と拡販を強化していく方針です。


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