旧制服のリサイクルで温室効果ガスを削減
このリサイクルは、神戸市立御影中学校の標準服が神戸モデル標準服へ変更される際、これまで生徒への貸し出し用として学校で保管されていた旧制服を、安全かつ環境に配慮した形で処分したいという学校からの要望を受けて実現しました。
リサイクルには、株式会社チクマが提供するリサイクルシステム「チクマノループ」が活用されました。回収された旧制服は、株式会社エヌ・シー・エス(福岡県北九州市)において破砕・反毛の工程を経て、すべて自動車内装材として再資源化されました。
保管されていた旧制服60kgを廃棄することなくリサイクルすることで、234.9kgの温室効果ガス削減につながったと報告されています。
多様な衣類を再資源化する「チクマノループ®」
「チクマノループ」は、ポリエステルだけでなく、綿100%や混紡品を含むさまざまな衣類を資源に戻し、新たな製品へと生まれ変わらせるシステムです。これは、北九州市と株式会社チクマの出資会社である株式会社エヌ・シー・エスによる、日本初の官民共同「古着回収リサイクル事業」として運営されています。
回収された衣類は、破砕・反毛・フェルト加工などの工程を経て再資源化され、自動車内装材をはじめとする多岐にわたる製品に再生されています。
株式会社チクマの環境推進と「ユニフォームをゴミにしない」合言葉
1903年創業の繊維商社である株式会社チクマは、1995年に「環境推進室」を開設し、環境対応ユニフォームの普及に尽力しています。使用済みPETボトルを繊維に再生利用したユニフォームの導入や、2004年には環境大臣が認定する「広域認定制度」の(全国)第一号認定を取得しました。
2014年から北九州市との国内初の官民共同「古着回収リサイクル事業」を開始し、これまでに累計2,700万点以上の衣服をリサイクルしています。「ユニフォームをゴミにしない」を合言葉に、ユニフォームのリサイクル推進に努めています。
株式会社チクマ ウェブサイト: https://www.chikuma.co.jp
チクマリサイクルシステム ウェブサイト: https://www.recycle-system.com/
衣服を通じて豊かな心を育む「服育」
株式会社チクマは、衣服を通して社会性、環境問題、健康や安全、国際性や多様性などに対する理解を深め、「生きる力」や「豊かな心」を育む「服育」の理念を2004年に提唱しました。この取り組みは、教育関係を中心にファッションや環境関連の業界へと広がりを見せています。
今回の神戸市立御影中学校での取り組みは、制服のリサイクルが環境負荷低減に大きく貢献することを示しています。今後も株式会社チクマは、他校においても同様のリサイクル推進を進め、制服を廃棄物ではなく貴重な資源として活用していく方針です。


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