UNIQLO、この秋冬も商品一部を値上げへ…昨年はフリースやダウンジャケット

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、秋冬向け商品の一部で引き続き値上げする方針を示唆した。最近の物価高で、昨年の秋冬向けや今年の春夏向けも値上げしている。円安や原材料高の影響が長引いている。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが５類に移行し、外出する機会が増え、主力の国内ユニクロの売り上げは好調に推移している。３～５月は、夏物やジャケット、パンツが売れた。この間の既存店とインターネット販売を合わせた月次売上高は、前年同月を上回った。

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１３日に発表した２０２２年９月～２３年５月期の連結決算（国際会計基準）で、国内ユニクロ事業は、既存店ベースで客数は前年同期比で２％減ったが、客単価が１１％増え、売上高全体では９％増となった。

ユニクロはかつて、値上げによって業績が低迷した時期もあった。最高財務責任者（ＣＦＯ）を務める岡崎健取締役は決算記者会見で、「日本はまだまだ値上げに対して厳しい国」とし、「ユニクロに対するお手頃価格の期待が高い」と述べた。

秋冬向けについて、岡崎氏は「ごくごく限定的だが、値上げせざるを得ない商品も出てくる」と述べた。具体的な商品は明らかにしていないが、昨年は、フリースやダウンジャケットを値上

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「ユニクロ」秋冬商品一部で値上げへ…昨年はフリースやダウンジャケット
2023/07/14 20:22　読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230714-OYT1T50298/