調査概要
2026年2月に実施されたこの調査は、表参道エリアでおしゃれなZ世代の男女20名を対象とした街頭インタビュー形式で行われました。調査項目は以下の通りです。
この冬に購入したアイテムとその情報源、知った・買ったタイミング
購入アイテムが周囲と被り始めた際の行動
この春に注目しているアイテム
インタビューの結果、「トレンドはそこまで意識していない」と答えるZ世代が半数以上を占めました。しかし、彼らの情報収集源や購入タイミングを深掘りすると、それぞれが独自のファッションに対する価値観を持っていることが浮き彫りになりました。
今回は、情報キャッチの起点が異なる3つのタイプに焦点を当ててご紹介します。
Z世代の3つの情報キャッチタイプ
タイプ① SNSで情報を拾い、買い時を「待つ」


このタイプのZ世代は、Instagramを中心に幅広い情報を収集します。特定のブランドにこだわらず、セレクトショップからインフルエンサーまで、感性のままに気になるものを保存していくのが特徴です。

トレンドの取り入れ方は、自分の好みに刺さったものを部分的に選ぶスタイルです。例えば、この冬に購入した「Pelle Pelle(ペレペレ)のトラックジャケット」は、原宿の古着屋で偶然出会い一目惚れしたと言います。あまり見かけない希少性が購入の決め手となりました。

気に入ったアイテムでもすぐに購入せず、「今季見ていたものがセールになったタイミングなど、買い時を検討している」と話すなど、情報収集は広く行いながらも、購入判断は慎重に行う熟考型です。
タイプ② コレクションで「次」を先読みし、会いに行く


海外コレクションや展示会を主な情報源とするこのタイプは、トレンドの分析や先の予測に長けています。これらの情報も加味してアイテムを選びます。

コレクションで見たスタイリングを、自身のコーディネートへと積極的に「翻訳」して取り入れます。この春に挑戦したいスタイルも、すでに「海外のコレクションなどで増えてきているスタイリング」として認識しているとのことです。

この冬に購入した「SATORU SASAKI(サトルササキ)」のアイテムは、展示会で一目惚れし、店頭に並んだ「即日」で購入したそうです。情報の入口が展示会であるため、アイテムへの理解度が高く、購入までのスピードが速いのが特徴です。
タイプ③ 街を歩いて、直感で見つけ出す


このタイプは、SNSのタイムラインよりも、街や音楽から自身のスタイルを更新します。「実際に三軒茶屋や下北沢の街を歩いていて、お店に入った時に『あ、これ可愛い!』と直感で決めることが多い」と語ります。ファッションへの興味は、好きなミュージシャンのスタイルと密接に結びついています。

トレンドはほとんど意識せず、自身の好きな音楽やカルチャーの文脈がアイテム選びの軸となっています。今季のアイテムも、「古着っぽいヴィンテージライクな感じかどうか」が基準です。

この冬に購入したアウターとマフラーは、どちらも三軒茶屋の古着屋で発見し、その場ですぐに手に入れたものです。出会いが購入の起点となるため、知ってから買うまでの時間はほとんどありません。
アーリーアダプターとしてのZ世代
表に現れたトレンドを追うだけでは、常に後手に回ってしまいます。重要なのは、トレンドが広がる前の「予兆」を捉える視点です。今回の調査で得られた20名分の生データには、アーリーアダプターであるZ世代の貴重なインサイトが記録されています。彼らの実際の発言を読み解くことで、「おしゃれなZ世代」という曖昧な言葉の具体的な中身が見えてきます。
今回の街頭インタビューの【20人分のインタビュー内容】は、以下のリンクからダウンロード可能です。
スタイルアリーナについて

スタイルアリーナでは、引き続きZ世代の美容・ファッションに関するリアルトレンドを追いかけ、マーケティングや商品開発のヒントとなる調査を実施しています。今回の「顔の見えるインタビュー調査」をはじめとした、オリジナル調査・共同企画・データ提供などのご相談も承っております。
詳細・お問い合わせは、以下のリンクからご確認ください。
※本調査を引用する際は、出典元が「スタイルアリーナ」であることとリンクを明記していただきますようお願いいたします。
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