「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」閉幕:歴史と未来を繋ぐファッションの祭典
2026年3月16日(月)から21日(土)までの期間、東京のファッションシーンを彩った「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」シーズンが無事に閉幕しました。Japan Fashion Week Organization(JFWO)の20周年後半シーズンとして、「世界の継ぎ目となれ」を年間テーマに掲げ、過去への敬意と未来への希望が込められた1週間となりました。

支援プログラム 各受賞ブランドによる発表
FASHION PRIZE OF TOKYO 2026受賞ブランド「YOKE」凱旋イベント
「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」のスタート前夜には、FASHION PRIZE OF TOKYO 2026を受賞したブランド「YOKE(ヨーク)」が凱旋イベントとしてランウェイショーを開催しました。1月にパリ・ファッションウィークで発表されたメンズショーと連動し、今回はウィメンズのみを発表。彫刻家ジャン・アルプのクリエイションに着想を得た「BEYOND FORM」をテーマに、シュルレアリスムの影響を受けた作品からインスパイアされた、ミニマルでありながら錯視を起こすようなシルエットが上質なテキスタイルで表現されました。
TOKYO FASHION AWARD 2025受賞ブランドがコレクション発表
「TOKYO FASHION AWARD」第12回受賞の8ブランドが公式会場でコレクションを発表しました。それぞれが独自の表現方法で最新コレクションを披露し、注目を集めました。








JFW NEXT BRAND AWARD 2026
JFW NEXT BRAND AWARD 2026とTOKYO FASHION AWARD 2026をダブル受賞したmukcyenがランウェイショーを開催しました。波乱の人生を送ったマリー・アントワネットに着目し、フランツ・カフカの『変身』から着想を得た「在; formed」をテーマに、社会的役割と本質を超越した人間像を描き出しました。
楽天グループによる「by R」プロジェクト
日本のファッションシーンを盛り上げ、その魅力を世界へ発信するプロジェクト「by R(バイアール)」では、パリ発の世界的なブランド「agnès b.」(アニエスベー)のランウェイショーが開催されました。東京でのショーは約10年ぶりとなり、会場は日本とフランスの友好の象徴であるフランス大使館公邸が特別に開かれました。
アニエスベーの創設者であるアニエス・トゥルブレ氏にとって、日本は伝統とモダンが共存し、手仕事へのこだわりや繊細な美意識など、ブランドが大切にするエスプリが根付く特別な場所です。


ファーストルックには、ブランドと親交の深いダンサー、アオイヤマダさんが登場し、ランウェイを自由に舞い踊りました。アニエス氏自身が撮影した桜の写真を用いた「by R」限定アイテムも披露され、ファッション通販サイト「Rakuten Fashion」では、全35型の「by R」限定商品が発売中です。
agnès b. by Rに関する詳細はこちらからご覧いただけます。
https://brandavenue.rakuten.co.jp/ba/shop-agnesb/?free_word=agnesb_limited_byr_&l-id=brn_fashionweekarticle_2026aw002_agnesb
公式デザイナーショーとパートナーシップショー
今シーズンは計33のプレゼンテーションが行われました。FPT、TFA、by Rの参加ブランドに加え、注目ブランドが多数登場しました。
注目の若手ブランドALAINPAULが東京で初のショーを開催
RUN x ANDAM FASHION AWARDS PARISとJFWOのコラボレーションにより、ALAINPAULが3月のパリ ファッション・ウィークで発表したばかりの最新コレクション「REPERTOIRE」を再構築し、東京で披露しました。

公式会場ショーを開催したブランド
渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールA、Bを公式会場として、yoshiokubo(ヨシオクボ)、Seivson(セイヴソン)、FDMTL(ファンダメンタル)、COTE MER(コートメール)などがショーを開催しました。


注目ブランドが独自の会場・演出でショーを開催
pays des fées(ペイデフェ)は銀座ライオンクラシックホール、YUEQI QI(ユェチ・チ)は自由学園明日館、ANCELLM(アンセルム)はBankPark YOKOHAMA、HOUGA(ホウガ)は8 Gallery & Studio、support surface(サポート サーフェス)はTODA HALL & CONFERENCE TOKYO、någonstans(ナゴンスタンス)は東京国際フォーラム、TANAKA(タナカ)はグランドプリンスホテル高輪 貴賓館ウエディング、TAE ASHIDA(タエアシダ)はGrand Hyatt Tokyo、VIVIANO(ヴィヴィアーノ)は淀橋教会、RYUNOSUKEOKAZAKI(リュウノスケオカザキ)はTEN10、MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)は凶遡 咽び家で、それぞれ個性的なショーを展開しました。


公式デザイナーショー初参加ブランド
ENFÖLD(エンフォルド)は東京都庭園美術館、ZUCCa(ズッカ)はCABANE de ZUCCA 南青山店、MIZEN(ミゼン)とEITARO(エイタロウ)は渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホール Bで初めてのショーを開催しました。

パートナーシップショー
国・地域を代表する団体や関連イベントによる「パートナーシップショー」は、今季3つのショーを開催しました。
TAIWAN SELECT(タイワンセレクト)
Global Fashion Collective(グローバルファッションコレクティブ)
China Fashion Week Recommendation Show(中国国際ファッションウィーク推薦ショー)
いずれも渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールBで行われました。



海外ビジネス・国内外への発信強化
Rakuten FWTでは25 A/Wシーズンより、海外からのバイヤー・プレス誘致を本格的に開始しており、今シーズンはさらにサポート企画が実施されました。


今シーズンは、Nick Wooster氏(ブランドアドバイザー・TFA審査員)やJesse Hudnutt氏(Rooney Montreal and Voo Store Berliのバイヤー兼コンサルタント)、Maria Biardzka氏(Schön! Magazineフォトグラファー)、Alex Catarinella氏(フリーランスライター)など、多数のジャーナリストやバイヤーが来日しました。
TRANOÏ TOKYO A/W 26-27
4回目の開催となるTRANOÏ TOKYOはベルサール渋谷ガーデンに会場を移し、世界各国から約150のブランドやデザイナーが参加しました。アジアの伝統的なクラフツマンシップと現代的な感性を融合させたコレクション、欧米の老舗ブランド、そして日本のクリエイティビティあふれるブランドが一堂に紹介されました。

RUN x ANDAM SHOWROOMを開催
RUNとANDAMファッションアワードが設立したマルチブランドショールームが東京に初出展しました。Adieu、ALAINPAUL、Anicet、Burc Akyol、Saul Nash、Tang Tsung Chien、Trente Sept Parisなどのブランドが参加し、初日にはレセプションも開催されました。

ベルリンファッション ショーケースおよびBERLIN SHOWROOMを開催
「Berlin Fashion X International」代表団の東京派遣の一環として、ドイツ連邦共和国大使館でカクテルレセプションが開催され、ベルリンを拠点とする11ブランドのデザイナーがメディアやバイヤーと交流しました。3月18日、19日には合同展示会「ベルリン ショールーム」も開催されました。

2026 A/Wシーズン 情報発信強化
年間キービジュアル
2026S/Sシーズンに発表された、日本のファッションを世界に発信する東京のFashion Weekの20年の歴史への敬意と、未来の発展への希望を込めたキービジュアルが、26A/Wシーズンも継続して使用されました。ファッションの原点である「デザインスケッチ」をモチーフに、様々なスタイルのスケッチが重なり合い、東京のFashion Weekの歴史と未来への期待を表現しています。

シーズンコンセプト
「未来さえ、見たことのない世界を。」をテーマに、服が単なる布と糸だけでなく、人々の営み、社会の課題、時代のうねりがぶつかり合い、影響しあってできていることを表現。「MORE THAN FASHION」として、目の前のファッションの向こうにある途方もない歴史と思考と感情の集積を伝え、東京から生まれる未知の未来への期待が込められています。
JFWO 20周年スペシャルムービーとスペシャルアンバサダー
20周年の後半シーズンとして、日本のクリエイションへの期待を込めて、日本のものづくりを想起させる映像などを織り交ぜたスペシャルティザームービーが制作されました。制作は、世界のファッションウィークを取材・発信し続けてきたINFAS.comが担当しました。
JFWスペシャルアンバサダーの宮沢氷魚さんからは、会期前からメッセージが発信され、yoshiokubo、ZUCCaのショーにも来場し、そのライブ感が撮影・配信されました。

会期中から会期後のPOP UPイベント
バーニーズ ニューヨーク銀座本店「VIVIANO」ポップアップイベント
ブランド創立10周年を迎えたVIVIANO(ヴィヴィアーノ)は、バーニーズ ニューヨーク銀座本店で初のポップアップイベントを4月6日(月)まで開催中です。2026年春夏シーズンの新作アイテムがメンズ・ウィメンズともに豊富に展開されています。

TOKYO FASHION AWARD × HANKYU MEN’S TOKYO 2026 S/S
3月25日(水)から3月31日(火)まで、TOKYO FASHION AWARDと阪急メンズ東京が初となるタッグを組み、2026年度メンズ部門の受賞4ブランド(ANTHEM A / kiminori morishita / kotohayokozawa / MATSUFUJI)が一堂に揃うポップアップが開催されました。
インキュベーション活動
25 years of YKK FASTENING AWARDS 歴代受賞作品展
若きクリエイターが“ジャパンオリジナル”を世界へ発信する「YKKファスニングアワード」が25周年を記念し、第25回(2025年)受賞作品と歴代受賞作品展を開催しました。FUMITO GANRYUの丸龍文人氏、HOUGAの石田萌氏による過去受賞作品なども展示され、貴重なアーカイブに触れる機会となりました。

「roop Award 2025-2026」最終審査会を開催
会期終了後の3月22日(日)には、ファッションサブスクリプションサービスの「アナザーアドレス」が手がける、廃棄予定の衣類を素材にしたアップサイクルコンテスト「roop Award 2025-2026」のショー形式の最終審査が開催されました。プロ部門グランプリは「MAISON CASANOVA」が獲得し、賞金100万円が授与されました。

2026 A/Wシーズンは、JFWO 20周年後半シーズンとして、年間テーマ「世界の継ぎ目となれ」のもと、歴史へのリスペクトと未来のさらなる発展への希望を込め、多様な取り組みが実施されたシーズンとなりました。
次回、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2027 S/S」は2026年8月31日(月)~ 9月5日(土)に開催される予定です。引き続き、Rakuten Fashion Week TOKYOにご注目ください。


コメント