オシャレがなんなのか、完全に理解した
少し前まではオシャレとされていたものが、急にダサいと言われたり、ファッションは言うことがコロコロ変わってルールがわからない。
最近でいえば「黒スキニーはダサい」だ。
数年前は「くせのないデザインで、足が長く見える効果もある」なんて説明されていたのに、ワイドパンツ(太めのズボン)が流行りだしたら、急にダサいと言われるようになった。
正直、何が何だかわからない。
オシャレ入門マンガ『服を着るならこんなふうに』を読んで、「なるほど黒スキニーを買えばいいのか!」と、正解を知ったはずが、「今どき黒スキニーはない」なんて言われたら、頭を抱えるしかなかった。
理解できないものは、理解するしかない。
なので、30歳までろくに調べもしなかったファッションについて調べた。
やっぱりサイトや動画によって言っていることが違うので、やはり頭を抱えたが、続けているうちに、自分なりに理解が進んできた。
「完全に理解した」の段階に至ったのだ。
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まず、基本的に、あまり変わらない価値観がある。
たとえば「足が長いとかっこいい」のようなものだ。
黒スキニーパンツに、足が長く見える効果がなくなったわけではない。
今でも、引き続きバフはかかっている。
ただ、所詮錯覚でしかないので、全員が黒スキニーを履いていたら、あまり意味はない。
+2cm足が長く見える効果があっても、全員が+2cmされていたら、結局は、本当の足の長さで勝負するしかない。
それに、見続けていたら目も慣れる。
なので、ファッション業界は、次の流行をつくる。
ちなみに、今はワイドパンツが流行している。
意味がわからない。
みんなの目が、スキニーに慣れてきたタイミングで、太めのパンツを投入するのだ。
足長効果? そんなの関係ない。
流行をつくりだす側にいるブランドのモデルを勤めているのは、人類で上位1%の足長人間だ。
足長効果なんて、ちょっとした誤差でしかない。太いズボンだってかっこ良く着こなす。
みんながスキニーを着て、少しでも足を長く見せようとドングリの背比べをしているところに、足の長さがわからないダボッとしたズボンをはいて、颯爽と歩くのだから、そりゃかっこいい。
「次はワイドパンツだ!」と世間は真似をする。
なので、ワイドパンツのなかで、センタープレスのあるものを選んでバフをかける。
センタープレス(真ん中の折り目)にも足長効果がある。
つまり、センタープレスワイドパンツは、環境メタとして選ばれたのだ。
有名ブランドが流行をつくり、ファストファッションが真似をして広める。
この流れ自体は変わらない。
ただ、有名ブランドも、毎回正解をひけるわけではないので、独自路線に行ったり、大スベリしたりするので、安易に買うと大怪我をする。
結果的に「GUの新作を買う」くらいの行動が安牌になる。
オシャレになるためには、延々と服を買い続けるしかないのだ。
次々と新しいファッションが登場するが、まともなパターンなんて限られている。
もし、片方が長袖で、片方が半袖の服がオシャレだとして、そんなもの、いつどこで着るんだ?
だから、流行が一周するなんて現象が起きる。
一回みんなが捨てたものを「今はこれがオシャレ」と言って出してみる。
当時の流行を経験していると、目が慣れているので、あまりよく見えなくても、それを始めてみる世代には新鮮に見えるので、また流行ったりする。
オーバーサイズが流行りきって、みんなが飽きてきた頃に、タイトなデザインをかっこ良く打ち出すブランドが出てくれば、みんなそれをオシャレだと認識するし、「次はタイトだ!」と騒ぎ出す。
実はそこにもルールがあるのだ。
ファッションは、手持ち一匹だけのポケモンバトルのようなものだ。
水ポケモンに、ハイドロポンプを使わせるのが、最も威力が高いとわかれば、みんなそれを使うわけだ。
全員が水ポケモンで戦い始めると、弱いとされていた草ポケモンの有効な使い方を見つける人が現れる。
そして草ポケモンの戦術が一般化するころには、最先端のやつは、ほのおポケモンを中心にした戦術を組み立て始めている。
あまりポケモンをやってない人間は、「あれ? 水ポケモンが強いんじゃないの?」「なんでほのおポケモン育ててるの?」と混乱する。
ポケモンなら「ポケモンをやらない」という選択肢があるが、服は、全員が着る。強制参加のゲーム。オシャレは理不尽。
濃い色のジーンズが好きで履いていたら、それが急に流行りはじめて、カウンターのように「次は薄い色のジーンズ」となり、いつの間にか「濃いジーンズはダサい」と言われるようになる。
それでも濃いジーンズが好き、と思いを貫いて着続けていれば、ジムリーダーになれるかもしれない。
岩ポケモン一筋。タケシ。
実際、ある程度年齢が高くなってくると、自分なりのファッションが固まってくる。
アメカジ好きはアメカジを着続ける。
アメカジジムのジムリーダーは、さまぁ~ずとか、所ジョージとかだろう。
「似合っていれば何でもいい」と簡単に言うが、自分が似合うファッションを見つけて、それを貫くのは、かなり大変だ。
ずっとポッポ一匹。それはジムリーダーじゃない。
もし、この強制参加の理不尽ゲーから抜けたいなら、とにかく流行に左右されない服を着るしかない。
オーバーサイズでもタイトでもない、ジャストサイズ。
色はシンプルで、とにかく清潔に。数年着たら買い換える。
こうすれば、オシャレでもないしダサくもない、服の印象は特に残らない人になれるかもしれない。
もしくはもうひとつ裏道がある、服なんかで評価されないくらい魅力的な人間になることだ。
でも、たぶん、そっちの方がよっぽど難しい。
なんでそんなに悩むんや
短足日本人なら足の長さがわからなくなるワイドパンツが流行るのも致し方ない
結局チノパンと白シャツみたいなのがオシャレでも無いけど無難でダサくないし最強や
三十路すぎてワイドパンツにオーバーサイズのコートに厚底スニーカーにマッシュとかやってたらキツイわな
おっさんはもっと落ち着かなアカン
そうやね
オッサンは割と自分の好みに正直や
と言うよりも流行の知識が大学生の頃のまま止まってるだけな気がする
すぐに廃れると思ってたけど
ワイドシルエットが流行ったのは18年のヴェトモンのセンセーションだしメタなんて単純なものじゃない
17年の第4波フェミニズムを受けて人や時代の価値観、思想が変わりつつあるなかで落とし込まれたジェンダレス、エイジレスの象徴的なビッグシルエット提案が斬新であったのであって、謎の組織による流行のコントロールなんてものではない
これが1番正確に当時のファッションの流行を捉えとるわ
妙だな…🤔
ファッションを知れば知るほど服を考えるのがバカらしくなってくる
それを補ったり活かすのもファッションやが
ファッションはじゃんけんみたいなもの
グーが流行り出したら今度はパーが流行る
だから無難なのが正解
ってことや
無難なのはダサく思われないがオシャレには思われないって書いとるやん
あとはおしゃれを楽しむだけや
ワイドシルエットの流行を読み解くにはその理解をするのが第一歩。18年におしゃれな若者はそれを理解して履いていただろうが、23年の30過ぎのチー牛は既に「シルエット」という単純化された事実しか残っていない服を消費している。
環境をメタるのはハイブランドからだから別に一般人がそこまで知らんでいいと思うけどな
別に環境トップに立つ必要もないからすでに流行ってるものを選ぶのが一番無難になる
まあこれやな
周りが異常にオシャレな集団じゃなきゃGUの新作買ってるくらいのトレンド感で十分オシャレやと思われる
うーん巷レベルでもオシャレになりたいならそこ理解しないと感覚で先取りできないじゃん?
イッチの文章みたいな奴は感覚ではなく事象として表出して初めて感知出来てる(というか思考をそこに閉じ込めてる)から「流行ってから着る」すら間に合わず周回遅れになっちゃうと思う
現に23年になって5年遅れのワイドシルエットを「流行」と言い、その対比としてもう15年前のスキニーを置いてるのも感度があまりに鈍すぎるよ
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